インターネットバンキングの不正アクセスに対する留意点について
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最近、インターネットバンキングにおいて、不正アクセスによる被害が増加しています。これは、お客様がログインID、ログインパスワードを設定する際、下記に示すような単純な設定条件としている場合、その脆弱性を突かれていることが被害増加の一因と考えられます。
したがって、下記の留意点に注意し、犯人が容易に推測できない強固なセキュリティ対策を行っていただけるようお願い致します。
他金融機関において発生した不正アクセス事例
無差別に全国金融機関のインターネットバンキングにアクセスし、連続する単純な数字(a12345等)を入力してログインする方法で不正アクセスに成功し、自分の口座に不正送金後、払い戻しを行った。
ID・パスワード等の留意点
ログインID、ログインパスワード等のセキュリティ強化が被害防止の最善策であることから、次のような対策を講じてください。
(1)ログインID、ログインパスワード等は類推されやすい番号を避ける。
- 同一数字またはアルファベット(11111、bbbbb等)
- 連続数字またはアルファベット(12345、vwxyz等)
- 生年月日
- 自宅の住所地番、電話番号、郵便番号
- 勤務先の住所地番、電話番号、郵便番号
- 自家用車のナンバー等
(2)ログインID、ログインパスワード等を第三者の目に付く場所に保管しない。
(3)ログインID、ログインパスワード等を第三者に教えない。
(4)ログインID、ログインパスワード等は定期的に変更する。
(5)インターネットカフェ等の共用パソコン等には、不正にIDやパスワードを搾取するソフト等が仕掛けられている危険性があるため利用を避ける。